睡眠負債解消法 その2「ボディスキャン瞑想」
睡眠負債解消法の連載記事その2。
今回は、ボディスキャン瞑想です。
前回、呼吸のみに集中する呼吸瞑想について調べましたが、今回は、身体全体に集中するボディスキャン瞑想について調べてみました。
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ボディスキャン瞑想とは
瞑想というと、一般的には座って行うものだと思われていますが、実は、寝ながら行う瞑想もあります。
それがボディスキャン瞑想です。
ボディスキャン瞑想とは、仰向けの状態で身体の一部分に意識を当てていき、身体全体をスキャナーのようにスキャンする瞑想方法のひとつです。
普段あまり意識しない身体の細部へ意識を集中させることで、痛みや緊張など、身体の内部の状態に気付くことが出来るエクササイズです。
CTがX線で身体の中をスキャンし、コンピュータで画像を作り出すのに似ています。
ボディスキャン瞑想は、機械ではなく自分自身で身体の中をスキャンしながら、自分に生じているそれぞれの部位の感覚をとらえるのです。
うつ病の治療方法のひとつとして取り上げられることもあります。
寝ながら行うということで、いつでもどこでもというわけにはいきませんが、就寝前にベッドの上で出来るのは嬉しいですね。
ボディスキャン瞑想をするとどうなる
呼吸瞑想と同じく、自律神経を整え、安眠を得るのに効果的です。
ストレスの緩和にも有効です。
また、ボディスキャン瞑想をすることで、普段気付いていない自分の身体の状態と向き合うことになります。
ここから更に、自分の奥深くにある感情や思いを知ることへも繋がり、これを繰り返し行うことで自分の今現在置かれた状況や気持ちから逃げずにしっかりと向き合うことが出来るようになります。
ボディスキャン瞑想を行うことによって、自分の身体、そして心に深く入り込み、瞑想状態も一層深まっていきます。
ボディスキャン瞑想の方法
1.横になることが出来る布団やマットを用意する
2.仰向けになり、手のひらを上にして親指と人差し指で円を作る
3.鼻を通る空気の流れに注意を向けて、しばらく呼吸瞑想をする
(呼吸瞑想の方法は、前回の記事を参照)
4.片側の親指と人差し指の接点に意識を向ける
5.指から手のひら、腕、肩、そして身体の片側全体に意識を向ける
6.4~5を反対側も同じように行う
7.頭に意識を向ける
8.首から肩に注意を向ける
9.背中から腰に注意を向ける
10.胸や腹に注意を向ける
11.全身に注意を向ける
12.再び呼吸瞑想をする
こちらに書いた方法は、ボディスキャン瞑想の方法の一例です。
他に、頭から行う方法や、つま先から行う方法などもあります。
自分に合った方法を見つけて行ってみてください。
まとめ
睡眠負債やストレスを溜め込んでしまうことの多い日常生活、ボディスキャン瞑想によって、今まで自分で気付かなかった身体や心の状態を知り、自分自身と向き合うことは大切なことかもしれませんね。また、繰り返すことによって、自分の感情をコントロール出来るようになり、常に平常心を保てるようにもなるそうです。
ボディスキャン瞑想については、知れば知るほど奥が深いので難しく感じてしまいますが、呼吸瞑想と合わせてこちらも寝る前に実践してみようと思います。
それでは。
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