クエン酸を使って掃除をしよう!~換気扇は無理かも編~
すみません、変なタイトルをつけてしまいましたが…。
水回りの掃除に強いイメージがあるので
同じキッチンのなかにある換気扇掃除にも効くかも!と思われがちなクエン酸なのですが、
実は換気扇掃除においてクエン酸が活躍できるのは、ほんの一部分です。
なぜ、換気扇には使えないのでしょう?
汚れが落ちる仕組みを知ろう
クエン酸がお掃除において効果を発揮する仕組みは、以前ご紹介した通りです。
クエン酸が効くのは、アルカリ性の汚れ。
これは、具体的には、水あかや石鹸かすなどの汚れです。
それに対して、換気扇についている汚れってどんなものでしょうか?
ベタベタ、ギトギトの、そうです、油汚れですね。
この油汚れの成分は、酸性。
汚れは中和させて落としやすくするものですから、
酸性の油汚れと酸性のクエン酸では中和は成立しないのです。
換気扇には重曹!
では、換気扇掃除には何を使えばよいのでしょう?
酸性を中和させたいので、必要なのはアルカリ性。
アルカリ性の洗剤は数多く売っていますが、
クエン酸と同じくエコな洗剤としては、断然「重曹」がオススメです。
重曹を使ったお掃除方法は、下記にも紹介されています。
クエン酸の出番は?
最初にクエン酸が活躍できるのはほんの一部分、とご紹介しましたが、
ではそのほんの一部とはどのへんでしょう?
汚れ落としは重曹に頑張ってもらうしかないのですが、
実は重曹を掃除に使用すると、使った部分に重曹の成分が白く残ってしまうことがあります。
クエン酸の出番は、ここ。
白く残ったところにクエン酸スプレーを吹きかけ、布巾などで拭き取ってみてください。
アルカリ性の重曹が酸性のクエン酸で中和され、すっきり綺麗に拭き取れるはずです。
さて、10回に渡ってお届けしてきたクエン酸シリーズも今回で最終回です。
今回の換気扇のように、家中すべての汚れに使えるわけではありませんが、
例えば反対の成分をもつ重曹と併せて臨めば、たいていの汚れには対処できる気がします。
アルカリ性にはクエン酸!
酸性には重曹!
まずはそれを合言葉に、家の中の汚れを分別してみるのがいいかもしれません。
アルカリ性汚れと戦うときには、ぜひ過去記事も参考にしてみてくださいね!
では~♪♪
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