住宅ローンの借り換えを検討するべき金利差はいくらか?
こんにちは、ゆちえるです。
今日は住宅ローンの借り換えを検討するときに気になる金利差について考えていきたいと思います。
0.1%の金利差が生み出す金額
住宅ローン、これはローンの中でも非常に長い時間をかけて返すことを選ぶ方が多いものです。
フラット35の名前はご存知だと思いますが、これは35年かけてローンを返すように設定されています。
だいたいの方は35年かけて返すように設定しつつも、繰り上げ返済をしていき、35年かけずに返すようですが、それでも長い時間がかかります。この長い時間がたった0.1%の金利差を大きいものにするのです。
たとえば、3000万円を20年借りた場合の金利差はいくらになるでしょう?
・0.9%の金利の場合
利息は 2,792,175円
・1.0%の金利の場合
利息は 3,112,390円
・1.1%の金利の場合
利息は 3,434,595円
だいたい、0.1%につき、30万円ほどの差がでてきました。
次に、3000万円を35年借りた場合の金利差を比較してみますね
・0.9%の金利の場合
利息は 4,983,809円
・1.0%の金利の場合
利息は 5,567,998円
・1.1%の金利の場合
利息は 6,158,230円
だいたい0.1%につき、50万円ほど利息で差がでてきます。
たった0.1%の金利差ですが、長く借りれば借りるほど非常に重い金額になっていくことがわかると思います。
借り換えのメリットがでる条件
では、実際にいくらくらいの金利差があれば、借り換えてメリットが生まれるのでしょうか?
一般的な目安としては、借り入れしているローンと借り換え後のローンの金利差が1%以上、ローン残高が1000万円以上、残りの返済期間が10年以上などの条件を満たせばメリットがあると言われているようです。
単純に金利差だけでメリットが生まれないのは、事務手数料や登記費用など、いろいろと費用がかかるからです。
こちらの記事でご紹介していますので、よかったら読んでみてくださいね。
では、一般的な目安を満たさない場合にはメリットはないのか?
といえば、まったくそんなことはありません。
ただ、人によって借り入れている金額や返済期間が違うので目安にしかならないのです。
先ほどの計算では3000万円を35年返済する方は0.2%金利が違うと100万円の差がでています。
これは諸経費を引いたとしてもメリットがあります。
逆におなじ3000万円だとしても5年返済する場合は1%の金利差があったとしてもあまりメリットがありません。
まぁ、5年で3000万円が返済できる方は住宅ローンを借りていない気もしますが・・・。
何が言いたいかといいますと、返済期間が大きい方ほどメリットが大きくなるということです。
借り換えメリットがでるのはどんな場合か
具体的に借り換えメリットがでるのは、ではどんな場合なのでしょうか。
一番簡単な方法は、住宅ローンのシュミレーションで、今借りている金額と期間、金利を入れて、利息を出したあとに、現在の平均的な金利を入れてその差をだしてみることです。
差が80万円を超えるようであれば、借り換えを真剣に検討してみてください。
メリットがでやすいのはこんな方です。
返済期間が15年以上残っている
金利差が0.4%以上ある
返済金額がまだ2000万円以上ある
組み合わせによってメリットがでない場合もありますから、やはり最後は自分で計算してみてくださいね。
自分で考えるのが面倒だという方には、こちらのサイトがおすすめです。
自分で手配するほうが安くすみますが、面倒でけっきょくやらないよりは、お金も手間も無駄を省くことができます。
いかがでしたでしょうか?
上手に返済計画をたてて、お金を節約しちゃいましょうね。
ゆちえるでした。
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