機能性カーテンの選び方~部屋別、目的別~
最近は優れた機能を持ったカーテン、さまざまな加工がされたカーテンが出ています。
カーテンの機能にはどのような種類があるのか、その選び方について見てみましょう。
(スミノエ/UVカット)
1.カーテンに付加する機能
【防炎】
燃えにくい性能のカーテンです。
【遮光】
光を遮って暗くする機能です。
黒糸を織り込んだもの、生地裏に加工したもの、裏地を付けたものがあります。
遮光性は3段階に区別されています。
【遮熱】
熱を遮って室内への進入を押さえる機能です。
遮熱糸や生地に加工された金属が熱を反射します。
【遮音】
音を遮断する目的の機能です。
【UVカット】
紫外線の透過を抑える機能です。
【はっ水】
はっ水剤を付着させた、水をはじく機能です。
【防汚】
汚れを付きにくくする機能です。
【ウォッシャブル】
家庭用洗濯機で洗える機能です。
【制電】
静電気を帯びにくい繊維を使用し、ほこりを付きにくくする機能です。
【抗菌防臭】
細菌の繁殖を抑え、防臭効果を持たせる機能です。
【防カビ】
カビの発生を抑える機能です。
【VOC低減】
揮発性有機化合物の放散を抑える機能です。
2.機能性カーテンの選び方 ~部屋別~
東~東南向きの寝室
夏は早朝から光が差し込み、暑くなります。
「遮光」カーテンで朝日の眩しさを遮りましょう。
(シンコ―)
西向きの部屋
西日の暑さは強烈です。
遮光カーテンでは部屋が暗くなるので、光を透して熱だけ遮る「遮熱」機能のついたカーテンが有効です。
室内温度上昇も防ぎ、エアコン代も節約します。
(リリカラ)
子供部屋
最近のカーテンのほとんどが「ウォッシャブル」付きです。
洗濯機で丸洗いができるのが嬉しいですね。
汚れにくい「防汚」加工の付いたカーテンは、はっ水性やはつ油性を持たせてあります。
(シンコ―)
3.機能性カーテンの選び方 ~目的別~
夜勤のお仕事をしている方に
寝室には「遮光」カーテンがおすすめです。
明るい時間帯に睡眠が必要なため、遮光機能を利用しましょう。
(川島セルコン)
紫外線をカットしたいとき
「UVカット」機能を持ったカーテンがおすすめです。
家具や床などの日焼け防止になります。
(スミノエ)
プライバシーを守りたい場合
日中は太陽光を反射して外からの視線を遮る『ミラーレース』カーテンが普及しています。
ただし夜間に電気を付けると室内が透けて見えるので、注意が必要です。
(川島セルコン)
『遮像カーテン』は電気を付けても、外から中が見えづらい薄地カーテンです。
『遮光カーテン』『ブラインド』『ロールスクリーン』も有効です。
寒さ対策に
「保温」効果の高いカーテン生地を選ぶと、断熱効果が高まります。
また、お手持ちのカーテンに裏地を付けるのも良いでしょう。
(川島セルコン)
ペット、部屋の臭いが気になる方に
ペットのニオイ、部屋の悪臭を吸着・分解する「消臭・抗菌」機能が安心です。
化学的に吸着・分解して臭いを取り除くカーテンです。
(川島セルコン)
窓の結露にお困りの方に
カビの繁殖がしにくい加工の「防カビ」加工のカーテンが有効です。
アレルギー体質の方に
花粉やダニの糞・死がいなどアレルギーを引き起こす原因を吸着し、働きを低減させる「花粉キャッチ」機能がおすすめです。
(川島セルコン/花粉キャッチ、防カビ)
受験生、妊婦、子供、高齢者のいるご家庭に
カーテンに付着したインフルエンザウイルスを分解する「光触媒」加工カーテンがあります。
(アスワン/インフルエンザ対策)
カーテンの機能や加工にはエコなもの、健康面を配慮したものなど、優れたものが多くありましたね。
機能性を知っておくとカーテン選びがスムーズになるばかりか、組み合わせてより効果的に使うこともできます。
カーテンは必要な機能を持った生地を選ぶことが重要なのです。
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